アップデートされたNotion外部共有「Notion Sites」を試してみた #Notion

NotionのWeb共有がアップデートされて、Webサイト管理機能としてより細かい変更が可能になりました。実際のオプションを触った上での解説となります。
2024.06.26

NotionはページをWeb公開することで所謂ホームページとして扱うことができます。直近のアップデートでいくつかのオプションが加わりました。

実際に触ってみた上での内容説明記事となります。

新しいWeb共有

新しくなったWeb共有はNotionのページをWebサイトとして設定する上で、編集したいオプションを手軽に変更できるようになっています。

  • ページ階層をリンクとして表示切り替え
  • サイト内検索の有効切り替え
  • テンプレートとしての流用許可
  • 「Notionで構築」表示切り替え
  • サイトプレビューの設定
  • テーマカラー設定
  • ページアイコンと異なるファビコンの設定
  • GoogleAnalyticsの設定

この中で「Notionで構築」表示はカスタムドメイン設定の追加有料オプションが前提となります。

ページ階層をリンクとして表示切り替え

サブページを用いていない場合には表示をオフにするとよいでしょう。

サイト内検索の有効切り替え

Notionの検索機能を利用したサイト内検索が有効になります。旧プラスプランにて確認した限りでは外部検索エンジンのサインが見当たらないため、恐らくNotion独自の検索でややコツが求められるかもしれません。

テンプレートとしての流用許可

レイアウトをテンプレートとして流用することを許可する場合にはオンにしておきます。

「Notionで構築」表示切り替え

「Notionで構築」ボタンがページ右上に表示されます。Notionの利用状況にて押した際の遷移先が変わってきます。

クリックした人 遷移先
Webサイト所有者本人 編集画面
Notionログイン済の人 自身のアカウント
Notion未ログインの人 Notionサインアップ

サイトプレビューの設定

SNSでURLを共有した際にカード型プレビューとして表示される内容を指定します。見せたいカットを手軽に設定できるので便利です。

テーマカラー設定

ライトカラーあるいはダークカラーの設定を行います。いずれかのカラーに固定したくない場合はシステムを選択しましょう。

ページアイコンと異なるファビコンの設定

初期はページのアイコンが自動設定されていますが、この設定を変えることでブラウザのタブに表示されるアイコンとページ内のアイコンをそれぞれ別にすることが可能です。

GoogleAnalyticsの設定

Notion上で可能な操作は測定用IDの入力のみです。Analytics自体はGoogle Analyticsで別途設定が必要です。

カスタムドメイン設定の有料オプション

「Notionで構築」表示をオフにしたい場合には必須となります。1年辺りUS$96です。6月26日 7:39 UTC時点では15349円となります。

利用しない場合はnotion.siteドメインが設定されます。notion.siteドメイン数制限は以下の通りとなります。

プラン notion.siteドメイン数
フリープラン 1
旧プラスプラン 1
プラスプラン 5
ビジネス 5
エンタープライズ 5

自ずとフリープラン、旧プラスプランは1つのホームページ下に用途別サブページを持つ構成となるでしょう。

あとがき

公開直後は外部検索エンジンの対象から外れており、検索対象にする場合にはオプションをオンにする必要があります。

プロフィールページや個人ホームページとしての利用と見る場合、カスタムドメインを使わずとも十二分な機能はあるといえます。難点はページ内にアップロードした画像やファイルの管理でしょうか。同期ブロックの活用など工夫が要るかもしれません。

独自のCGIやスクリプト埋め込みを行いたい場合には向きませんが、文章や画像等の静的リソース外部共有を素早く行いたいときにはおすすめの選択肢です。